幼児教育における非認知能力の重要性
非認知能力、最近よく耳にする言葉ですよね。この非認知能力とは、意欲、協調性、粘り強さ、忍耐力、計画性、自制心、創造性、コミュニケーション能力といった、測定できない個人の特性による能力のこと全般を指します。
学力(認知能力)と対照的に用いられる言葉です。
私が保育士になりたての頃はまだこの非認知能力という言葉はあまり聞かず、自己肯定感を高める保育を目指していました。非認知能力や自己肯定感を高めるのに、最も重要な時期は幼児期だと言われています。
非認知能力は大人になってからも高めることは可能ですが、脳が柔軟で、急速に発達する幼児期に高める方がより効果的だそうです。
文部科学省による2018年度に施行の「幼稚園教育要領」でも、非認知能力の育成の重要性について触れられています。
新しい学習指導要領では、資質・能力を「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等」「学びに向かう力・人間性等」の3つの柱から整理しています。認知能力である「知識・技能」や「思考力・判断力・表現力等」だけでなく、「学びに向かう力・人間性等」を3つ柱を重視しました。この「学びに向かう力・人間性等」が非認知能力に当たるものです。
幼稚園教育要項解説では、「幼稚園教育においては,幼児の自発的な活動としての遊びを中心とした教育を実践することが何よりも大切である。」(40項)と述べられています。具体的な例の一部としては、
- 子供が面白いと思うものや関わりたいと思うものを用意し、教育的価値を含めた環境設定を行う
- 教師との対話の中で学びや気づきを深めていく
- 子供同士の関わりあいの中で、葛藤やつまづきを経験しつつ、コミュニケーションのとり方を学ぶ。
- 絵本や物語を親しみをもって聞き、想像する楽しさを味わう
- 自然の中で自由に身体を動かすことで、学びや気づきを深めていく
といったことがあげられています。
ではではこの数値で測ることのできない非認知能力を育てるにはどうしたらいいのでしょうか??
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